世界はマイルであふれてる

2020年11月14日

イルとは?

マイルとは、航空会社のポイントプログラムで貯まるポイントのことです。航空会社のマイレージ会員になると、搭乗距離及び搭乗クラスに応じてマイルが貯まっていきます。貯まったマイルは特典航空券への交換や国際線の座席のアップグレードに使用できます。また、ツアーや航空券の購入に充当できるポイント、もしくは提携先のポイントに交換することもできます。

イルの貯め方

マイルを貯めるには大きく3つの方法があります。

  1. 飛行機に乗って貯める
  2. クレジットカードの利用で貯める
  3. ポイントサイトで貯める

では、この3つを順番に見ていきましょう。

飛行機に乗って貯める

マイルは航空会社のポイントプログラムでのポイントですので、飛行機に乗ると貯まる、というのは一番わかりやすいと思います。

例えば、JALで羽田からサンフランシスコに積算率100%のチケットで飛んだとすると、5130マイル貯まります。「マイルとは?」で少し書きましたが、同じ区間に搭乗しても搭乗クラスによって積算率が異なり、貯まるマイル数が変わってきます。

航空会社にもよりますが、エコノミークラスだと大体30%〜100%、プレミアムエコノミークラスだと70%〜100%、ビジネスクラスだと70%〜150%、という様な感じです。同じエコノミークラスでも制約の多い安価なチケットは積算率が低く、制約の少ない高価なチケットほど積算率が高くなっています。

サンフランシスコまで飛んで5130マイル。意外と少ないと感じたのではないかと思います。往復しても1万マイルちょっと。国内線の特典航空券片道分くらいにしかなりません。でも、出張や旅行等で飛行機に頻繁に乗る方であればそれなりに貯まりますので、是非積極的に貯めてみて下さい。また頻繁に乗る方であれば、ポイントプログラムの上級会員になれるかもしれません。上級会員になれば付与されるマイルも優遇されるので、更にザクザク貯まる様になります。

クレジットカードで貯める

マイルはクレジットカードの利用でも貯める事ができます。JALカードやANAカード等の航空会社系クレジットカードであれば、利用時に付与されるポイントがマイルですし、航空会社系クレジットカードでなくても多くのクレジットカードでは航空会社のマイルに交換できるサービスを提供しています。

マイルの貯まりやすいクレジットカードを発行し、普段の生活での支払いに利用する事で、自然にマイルが貯まっていきます。ここで大事になってくるのは、マイルが貯まりやすいカード(還元率の高いカード)を選ぶ事です。

お薦めのクレジットカード

お薦めのクレジットカードを2つほど挙げておきます。

1. マリオット ボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
ホテル系のクレジットカードで、年会費は税込み49,500円と少々高めですが、入会と同時にマリオットやシェラトン、リッツ・カールトン、ウェスティン等を擁する「マリオット・ボンヴォイ」ホテルグループの上級会員になれます。

上級会員の特典として、空室状況によって無料で客室をアップグレードしてもらえたり、アーリーチェックイン、レイトチェックアウト等のサービスが受けられます。

また、年間150万円以上利用するとカード更新時に1泊の無料宿泊特典が貰えます。50,000ポイント以下で宿泊できるホテルで、1室2名までの利用になりますが、利用時期に制限が無く、年末年始やGW等でも空きがあれば利用可能です。繁忙期に50,000ポイント近くのホテルを利用するとそれだけで年会費の元が取れてしまいます。

マイルに関しては、マリオット・ボンヴォイのポイントを貯める事になり、直接マイルが貯まる訳ではないですが、マリオット・ボンヴォイのポイントは世界各国の航空会社のマイルに交換できます。

100円の利用で3ポイント貯まり、マイルへの交換は基本3ポイントで1マイルです。つまり100円で1マイルになります。これだと還元率は1%なのですが、6万ポイント交換毎に5,000マイルのプレゼントがあります。ですので、これをうまく利用し、6万ポイント単位で交換する事で6万ポイント=25,000マイルになり、還元率は1.25%になります。例えばJALのマイルへの交換であれば、本家のJALカードより高還元率になります。

マリオット ボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード紹介入会のご案内
 
2. ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
通称ANA TOKYUカード。クレジットカード利用での還元率が高いのはもちろん、後述のポイントサイトを利用して、ANAのマイルを貯めようとした場合、交換レートの良さから必須になってくるクレジットカードです。

ANA TOKYUカードのお得なお申し込み方法はこちら
 

ポイントサイトで貯める

最後はポイントサイトです。ポイントサイトとは、色々な情報やサービスを纏めたネットのショッピングモールのようなものです。

ポイントサイトを経由してネットショッピングをする事でポイントを貯める事が出来ます。ポイントサイトで貯めたポイントは直接、若しくは他の提携しているポイントサイトを経由してマイルに交換する事が出来ます。

お薦めのポイントサイトを3つほど挙げておきます。

お薦めのポイントサイト

1. ハピタス
ユニクロやヤフオク、楽天市場等の人気ショップやサービス3000件以上と提携していて、普段のネットショッピングの際にここを経由するだけで、どんどんポイントが貯まっていきます。若干ポイントの付与判定に時間が掛かる気がしますが、利用者も270万人以上おり、10年以上運営されているところからも安心して利用できるのではないかと思います。
その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

2. モッピー
JALマイルへ直接交換する事ができ、頻繁に実施されるキャンペーンを利用すると高レートでマイルへ交換出来るので、JALマイルを貯めている方には便利なサイトだと思います。基本の交換レートは100ポイント=50マイルですが、キャンペーンをうまく利用出来れば、100ポイント=80マイルにもなったりします。
お金がたまるポイントサイトモッピー

3. ドットマネー
前述のハピタスやモッピーで貯めたポイントを効率良くANAのマイルに交換するには、「クレジットカードで貯める」の項で紹介したANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードのTOKYU POINTに交換する必要があるのですが、ハピタスやモッピーからは直接交換できないため、ドットマネーを経由する必要があります。ハピタス/モッピー → ドットマネー → TOKYU POINT → ANAマイルという流れでポイントをマイルに交換することて100ポイントを75マイルにする事ができます。

イルの使い方

マイルの価値は、使い方次第で20倍以上もの差がでることがあります。せっかく貯めるならできるだけお得にマイルを使いたいですよね。

結論からお伝えすると、マイルの1番お得な使い方は、特典航空券への交換です!

でもその前に、「そもそもマイルは何に使えるの?」とか、「特典と交換するためには、どれくらいマイルを貯めればいいの?」という疑問もあるかと思いますので、JALを例にとってマイルの主な使い方を一覧表に纏めてみました。

交換先 必要マイル数 交換レート目安
(オススメ度)
特典航空券
(国際線)
片道7,500~ 3~20円
★★★★★
特典航空券
(国内線)
片道5,000~ 2~10円
★★★★☆
座席の
アップグレード
7,000~ 10~30円
★★★☆☆
eJALポイント 5,000~ 1.0~1.5円
★★★☆☆
JALクーポン 10,000~ 1.2円
★★★☆☆
各種ポイント
電子マネー
10,000~ 1円
★★☆☆☆
各種景品 10,000~ 1円
★★☆☆☆
現金化 10,000~ 0.9円〜0.95円
★☆☆☆☆

それでは、表に挙げた項目を下記の様に括って、ひとつずつ見ていきましょう。

  1. 特典航空券
  2. 座席アップグレード
  3. JALのポイント/クーポン
  4. 各種電子マネー
  5. 各種景品
  6. 現金化

特典航空券

JALマイルの使い方の中で、断トツでお得なのは、特典航空券への交換です。特典航空券とはマイルを使って発券した航空券の事ですが、どのくらいお得なのかというと、特典航空券以外の商品への交換は1マイル=1円程度が殆どなのに対して、特典航空券は、基本的に1マイル=2円以上、最大で1マイル=20円以上の価値になることもあるのです。

特典航空券には大きくわけて国際線と国内線の2種類があり、更にその中で2種類に分かれるので、合計で4種類になります。

国際線の特典航空券

  1. JALグループ国際線特典航空券
  2. 提携航空会社特典航空券
国内線の特典航空券

  1. JALグループ国内線特典航空券
  2. どこかにマイル

マイルの価値が最も高くなるのは国際線になります。しかし、その分貯めなければならないマイル数も多くなります。それに比べ、国内線の特典航空券は比較的少ないマイルで交換でき、ちょっと頑張ればすぐに手が届きます。一長一短ありますが、それぞれ見ていきましょう。

JALグループ特典航空券(国際線)

もっともお得にマイルを使うなら、国際線の特典航空券への交換がおすすめです。国際線の特典航空券に交換すると、国内線の特典航空券への交換より、1マイルあたりの価値が高くなるだけでなく、ビジネスクラスやファーストクラスの予約もできてしまいます!たとえば、東京羽田から、ソウル・上海・シンガポール・ハワイ・ニューヨーク・サンフランシスコ・パリを予約した場合の必要マイル数こちらになります。

必要マイル数
通常時(片道)
エコノミークラス プレミアム
エコノミークラス
ビジネスクラス ファーストクラス
ソウル 7,500 18,000 30,000
上海 10,000 15,000 24,000 36,000
シンガポール 12,000 25,000 40,000 50,000
ハワイ 20,000 30,000 40,000 50,000
ニューヨーク 25,000 32,500 50,000 70,000
サンフランシスコ 25,000 32,500 50,000 70,000
パリ 26,000 35,000 55,000 80,000

たとえば、2020年10月1日の東京−上海のエコノミークラスの最安の正規料金は、片道166,000円(2020年6月現在)ですが、マイルを使うと10,000マイルですので、1マイルあたり約16.6円になります。また、同じ時期のパリへのファーストクラス運賃は1,932,000円なので、なんと1マイル=24.15円の価値があるという計算になります!

自分の行きたい場所までどのくらいマイルが必要なのか調べたい場合には、以下の公式サイトをご覧ください。

JAL国際線 特典航空券の必要マイル早見表(JAL公式サイト)

提携航空会社特典航空券

JALはワンワールドという航空会社連合に属しているため、JALのマイルを使ってワンワールドに加盟する13の航空会社の特典特典航空券を発券することが可能です。また、航空会社連合ではないものの、独自に提携する航空会社10社の特典航空券も発券することが出来ます。

▼ワンワールド加盟航空会社
アメリカン航空 ブリティッシュ・
エアウェイズ
キャセイ
パシフィック航空
フィンエアー
イベリア航空 マレーシア航空
カンタス航空 カタール航空
ロイヤル・
エア・モロッコ
ロイヤルヨルダン航空
S7航空 スリランカ航空
アラスカ航空 日本航空
▼提携航空会社
エールフランス航空 アラスカ航空
エミレーツ航空 ハワイアン航空
大韓航空 中国東方航空
バンコクエアウェイズ LATAM航空
ジェットスタージャパン ビスタラ航空

※S7航空は2022年ロシアのウクライナ侵攻を受けてワンワールド会員資格を2022/4/19付で一時停止されています。

もしも利用したい航空会社があったりJALが運行していない路線で特典航空券を利用したい場合には、ワンワールド加盟航空会社や提携航空会社の特典航空券を探してみるのも良いでしょう。

たとえは、スリランカ航空を利用すると、往復47,000マイルでJALの運行していない、ハネムーナーに人気のモルディブに行けたりもします。

ワンワールド特典航空券や提携航空会社特典航空券の詳しい情報はJAL公式サイトをご覧下さい。

JALグループ特典航空券(国内線)

マイルで交換できる、国内線の特典航空券の1つ目は『JALグループ国内特典航空券』、JAL国内線に無料で乗ることができる航空券になります。JAL便だけではなく、以下のJALグループ便でも利用可能です。

  • 日本航空(JAL)
  • 日本トランスオーシャン航空(JTA)
  • 日本エアコミューター(JAC)
  • 琉球エアーコミューター(RAC)

利用したい路線にもよりますが、通常片道6,000マイルから交換することができます。ディスカウントマイルを利用できれば片道5,000マイルからの交換も可能です。羽田−伊丹間は11,150円〜、高い時は25,000円を超えることもあります。単純に計算しても、1マイル=1.85円以上の価値があるということになります。

航空券代
片道最安値
(10月の平日)
必要マイル
(片道)
1マイルあたりの
価値
羽田—大阪伊丹 11,150円 6,000 1.8円以上
大阪−福岡 13,660円 6,000 2.2円以上
羽田−新千歳 24,860円 7,500 3.3円以上
羽田−福岡 27,590円 7,500 3.6円以上
羽田−沖縄 25,610円 7,500 3.4円以上

 

ディスカウントマイルとは?

ディスカウントマイルとは、年に2回開催される、通常より少ないマイルで特典航空券に交換できる『JAL Webサイト限定の割引キャンペーン』です。 ほかにも、JALカード会員向けの割引などもあります。

国内線の特典航空券の発券は2親等まで可能なので、家族で国内旅行も可能です。国内線の特典航空券に必要なマイル数は下記の公式サイトをご覧下さい。

JALグループ国内線特典航空券のマイル早見表(JAL公式サイト)

特典航空券の発券は搭乗日の330日前の9:30から搭乗日前日の23:59まで可能です。予約変更は変更希望便出発日の前日まで、かつ元の予約便の出発時間前まで可能です。ギリギリでも予約変更できるのは便利ですね。

どこかにマイル

どこかにマイルは、往復6,000マイルで日本のどこかにいけるという、飛行機版ミステリーツアーのようなサービスです。

羽田空港、伊丹空港、関西国際空港発着のどこかに行ける『どこかにマイル』、那覇/鹿児島発着でどこかの南の島に行ける『どこかにマイル 南の島』の2種類があります。通常必要なマイル数の半分のマイルで国内旅行を楽しめるのが魅力的です。

予約開始が搭乗予定日の1ヶ月前からで、搭乗日の7日前まで予約可能なのも仕事が忙しい方でも予定を立てやすいのではないかと思います。

座席のアップグレード

マイルを使って座席のクラスをアップグレードすることもできます。

国際線での座席のアップグレード

JALの国際線は、路線により設定のないクラスもありますが、エコノミークラス、プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスの4つのクラスに分かれています。

マイルを使えば、エコノミークラスからプレミアムエコノミークラスとビジネスクラス、プレミアムエコノミークラスからビジネスクラス、及び、ビジネスクラスからファーストクラスへのアップグレードが可能です。

ただし、エコノミークラスからファーストクラスへはアップグレードできません。つまり、マイルを使えば、持っている航空券のクラスの「ひとつ上のクラス」にアップグレードすることができる、ということになります。

注意点としては、アップグレードの対象となる航空券に制約があるということです。アップグレードするには対象となる運賃での利用が必要になります。たとえば、航空券自体が特典航空券だと対象となりませんし、JTBやHISなどのツアーでの航空券や割引運賃の航空券も対象外です。

実際にアップグレードできる予約クラスは以下の通りです。

アップグレード クラス
エコノミー
 →プレミアムエコノミー
B・H・K・Y
エコノミー・プレエコ
 →ビジネスクラス
W・R・E(*)
Y・B・H・K
ビジネスクラス
 →ファーストクラス
J・C・D・X

* 2021年1月31日搭乗分まで

もしもアップグレード前提で航空券を購入するときには注意しましょう。下記はアップグレードに必要なマイルの例になります。

アップグレード 必要マイル数 空港当日
申し込みサービス

ディスカウント
キャンペーン

ソウル ・プレミアムエコノミー:9,000
・ビジネス:12,000
・プレミアムエコノミー:なし
・ビジネス:10,000
上海 ・プレミアムエコノミー:9,000
・ビジネス:12,000
・ファースト:25,000
・プレミアムエコノミー:7,000
・ビジネス:9,000
・ファースト:なし
シンガポール ・プレミアムエコノミー:15,000
・ビジネス:20,000
・ファースト:35,000
・プレミアムエコノミー:12,000
・ビジネス:18,000
・ファースト:なし
ハワイ ・プレミアムエコノミー:15,000
・ビジネス:25,000
・ファースト:30,000
・プレミアムエコノミー:なし
・ビジネス:なし
・ファースト:なし
ニューヨーク ・プレミアムエコノミー:20,000
・ビジネス:30,000
・ファースト:45,000
・プレミアムエコノミー:16,000
・ビジネス:なし
・ファースト:なし
サンフランシスコ ・プレミアムエコノミー:20,000
・ビジネス:30,000
・ファースト:45,000
・プレミアムエコノミー:16,000
・ビジネス:なし
・ファースト:なし
パリ ・プレミアムエコノミー:20,000
・ビジネス:33,000
・ファースト:48,000
・プレミアムエコノミー:16,000
・ビジネス:なし
・ファースト:なし

国際線のアップグレードに必要なマイル数は下記の公式サイトをご覧下さい。

JAL国際線アップグレード特典 マイル早見表(公式サイト)

国内線での座席アップグレード

国際線同様、割引運賃で購入した航空券ではアップグレードはできません。また、国内線の場合だと、エコノミークラスから広めのエコノミークラスであるクラスJへのアップグレードしかなく、片道2,000マイルも必要なので、あまりお得度は高くないかもしれません。

参考までに、当日できる座席のアップグレードを紹介しておきます。こちらはマイルではなく現金ですがマイルを使うよりもお得かもしれません。

普通席→クラスJ:+1000円
普通席→ファーストクラス:+8000円
クラスJ→ファーストクラス:+7000円

JALのポイント・クーポン

「飛行機に乗る予定はないのに、マイルの有効期限が切れてしまいそう!」という様な時におすすめなのが、JALで使えるポイントやクーポンへの交換です。JALのポイントやクーポンは、それぞれeJALポイント(電子ポイント)、JALクーポン(紙製のクーポン)といいます。一見同じに聞こえますが、マイルの交換率や使用用途、有効期限などの特徴が異るので、それぞれ解説します。

eJALポイント(JALで使えるポイント)

eJALポイントはJALでの航空券・ツアー購入代金の一部または全額の支払いに利用できるポイントです。

10,000マイルで15,000 eJALポイント(15,000円相当)に交換できるので、後ほど説明する他社のポイントや電子マネーよりも交換レートとしては良いと言えます。

5,000マイルから5,000マイル単位で交換できますが、5,000マイル=5,000ポイント(5,000円相当)、10,000マイル=15,000ポイント(15,000円相当)となっていますので、10,000マイル単位での交換がおすすめです。

eJALポイントは有効期限が12ヶ月あるので失効しないように注意が必要です。しかし、12ヶ月のうちに1度でもeJALポイントが加算されると12ヶ月間有効期限が延びるので実質無期限で保有することが可能です。

JALカードの会員やJAL Global Club(JGC)の会員の方が毎年もらえるカレンダーやダイアリーは、不要を選択すると代わりに500 eJALポイントをもらえます。毎年定期的にeJALポイントが加算されることになり、有効期限を気にしなくても良くなります。個人的にはダイアリーが不要なので、代わりに500 eJALポイントを毎年貰う設定にして、有効期限を気にしないで良い状態にしています。2020年度からカレンダー/ダイアリー不要時はeJALポイントではなく、マイルが積算されるようになってしまいました。今後は有効期限を気にして毎年何らかの方法でeJALポイントが積算されるようにしないといけなさそうです。

eJALポイントは保有している人の配偶者と2親等以内の親族までに利用することが可能なので、家族の航空券代などにも充当することができます。

JALクーポン

JALクーポンはJALグループ航空券・ツアー購入や機内販売・ホテルでの支払いなどに利用できるクーポン券です。

有効期限は引換申込受付日の翌月から起算して起算月を含めて13カ月後の月末であり、配偶者や二親等以内の親族、義兄弟姉妹の配偶者まで利用できます。eJALポイントよりも利用できる幅が広くなっています。

10,000マイル=JALクーポン2,000円券×6枚(12,000円相当)から、10,000マイル単位で交換できます。

国内線・国際線航空券をはじめ、国内・海外ツアーやホテル宿泊、温泉旅館、機内販売、免税店、空港送迎サービスなどに利用できます。

eJALポイント・クーポンまとめ

eJALポイントとJALクーポンの使い方を一覧表にまとめてみました。

eJALポイント JALクーポン
最低マイル数 5,000マイル〜
5,000マイル単位で交換
10,000マイル〜
10,000マイル単位で交換
換算率 5,000マイル = 5000円相当
10,000マイル = 15,000円相当
10,000マイル = 12,000円相当
有効期限 1年後の同月末まで
追加で特典交換すると、
有効期限の更新される
(実質無期限)
13ヵ月後の月末まで
使用用途の例 ・JALグループ国内線航空券
・JAL国際線の航空券
・JALパックツアー(国内・国際)
・JALダイナミックパッケージ(国内)
・JAL国際線特典航空券に含まれる
 税金・燃油サーチャージ
・マイルツアー
・JAL国内線、国際線航空券
・国内、海外ツアー
・JALグループホテルでの宿泊、飲食
・機内販売
・JAL-DFS免税品(羽田・成田)
・JALUX通信販売
支払いの注意点 ポイントの不足分は、クレジット決済可能 ポイントの不足分は、クレジット決済可能
お釣りがでない

公式サイトはこちら

eJALポイント
JALクーポン

各種電子マネー(WAONやAmazonギフト券など)

マイルはWAONポイントと交換できます。

WAONポイントにすることで、現金のように使うことができるのでおすすめです。

WAONを使わない場合には、Amazonポイントやdポイント、suicaポイントなども選択肢にあります。

交換可能な各種ポイントと、その交換レートは下記の表の通りです。

交換先 必要マイル数 交換後
WAON 10,000 10,000円
dポイント 10,000 10,000ポイント
Pontaポイント 10,000 10,000ポイント
Amazonギフト券 10,000 10,000円
Suica 10,000 10,000ポイント
PiTaPa 10,000 10,000円相当
エムアイポイント 10,000 10,000ポイント
モスカード 10,000 10,000円
小田急ポイント 10,000 10,000ポイント
TOKYU POINT 10,000 10,000円相当
nimoca 10,000 10,000ポイント
JRキューポ 10,000 10,000ポイント
肉マネー 9,000 10,000円相当

※10,000マイルで交換するときの交換レート(肉マネー除く)

各種ポイントや電子マネーへの交換自体は3,000マイルから交換できますが、3,000~9,999マイルでの交換は交換レートが悪いため、実質的に10,000マイルからの交換と考えておいたほうが良いです。交換できるポイントの確認はこちらでできます(JAL公式サイト)。

各種景品

マイルはさまざまな景品と交換することもできます。グルメを始め、ホームキッチンやビジネス・トラベル、ヘルス・ビューティーなど、きっと欲しいものが見つかるとおもいます。交換できる景品はこちらで確認できます(JAL公式サイト)。

現金化(換金)

マイルはポイントサイトを経由することで現金化もできます。10,000マイル=9,000~9,500円ほど(振込銀行により変動)の交換レートとなり、現金化できる上限は20,000マイルです。上限があるのはマイルを各種ポイントや電子マネーに交換できる上限が20,000マイルに設定されているからです。

マイルの現金化で鍵を握るのは「JRキューポ」です。JRキューポは、JR九州が発行するクレジットカードのポイントです。JRキューポをG Pointに交換し、G Pointを現金に交換して各種銀行に現金を振り込む形になります。

まとめると、現金化は
 JALマイル → JRキューポ → G Point → 現金
という流れになります。

下記はG Pointから現金を振り込める銀行の一覧になります。

  • みずほ銀行
  • 三井住友銀行
  • 三菱東京UFJ
  • ゆうちょ銀行
  • ジャパンネット銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • 楽天銀行
  • イオン銀行
  • じぶん銀行
  • セブン銀行
  • ソニー銀行
  • スルガ銀行

お得な使い方は?

特典航空券への交換から現金化まで色々な使い方を紹介しましたが、1マイルが何円相当の物に交換出来るかという交換レートの視点では、特典航空券への交換、若しくは座席アップグレードのお得度が高くなっています。座席アップグレードの場合、元のチケットに制約があり、格安のチケットでは利用できないということもあるので、やはり、無料で旅行等に行ける特典航空券として利用できたら満足感が高くなるのではないでしょうか。

しかし、何が価値が高いと感じるかは人それぞれです。航空券に興味が無い場合などは現金化なども良いかもしれません。マイルのお得な使い道はあなた次第!自分が一番良いと思う使い道をするのが一番です。是非自分が一番満足する使い方を探してみて下さい。
 
 

Posted by Afureru-Mile